特別対談

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サイバーレジリエンス時代に求められる
ネットワークフォレンジックス

11サイバーレジリエンスで攻めの経営を

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【 この対談は2019年10月に開催され、記事内容は当時のものです。何卒ご了承ください。 】

藤原
それでは最後に先生から、読者の皆さまにメッセージをお願いします。
門林
「サイバーセキュリティ」とか「サイバーレジリエンス」とか、カタカナ言葉を数多く使うので、「技術の話で、企業経営には縁遠い話でしょ」と、思われる方が多いと思います。もちろん根っこは技術ですが、最後は事業継続性です。
私たち研究者は、ITで攻めの経営を行っていただくために、セキュリティやレジリエンスと言っていますので、是非、こういった技術を活用していただけると良いと思います。ノートパソコンの持ち出し禁止とかではなくてね。
藤原
これまでのICTの利活用は、企業の収益性を高めたり顧客サービスの向上を目指したりといった、その組織の能力をどんどん高める方向で発展していきました。
今後はサイバーレジリエンスに取り組むことで、事業継続性の観点からも企業を発展させることができるということですね。これが今後のトレンドになっていくということでしょうか?
門林
「今後の」と言うより、もうすでにトレンドだと思います。数年前に経団連がサイバーセキュリティ経営宣言を出していますから、伝統を持つ大企業が多い経団連のレベルでも認識されている非常に重要なアジェンダですね。
藤原
今回は多くの新しい視点をいただくことができました。ありがとうございました。
プロフィール
人物 門林 雄基 (かどばやし ゆうき)
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 サイバーレジリエンス構成学 教授
2009年より国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)においてサイバーセキュリティの国際標準化に従事、2013年より同作業部会ラポータ(主査)。
サイバーセキュリティに関する日欧国際共同研究プロジェクト「FP7NECOMA」研究代表者、独立行政法人情報通信研究機構「サイバーセキュリティ研究センター」招聘研究員などを務める。
人物 藤原 礼征 (ふじわら ひろゆき)
トーテックアメニティ株式会社 トーテックサイバーセキュリティ研究所 所長
1974年生・大阪府出身。大阪大学基礎工学部卒業後、大阪大学大学院基礎工学研究科に進むと同時に会社設立。
ソフトウェアアーキテクトとして、ソフトウェアの設計・開発の技術力に内外からの厚い信頼があり、様々な会社や研究機関において研究開発や製品開発に携わる。
2012年「トーテックサイバーセキュリティ研究所」所長に就任。