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社員との信頼関係と情報セキュリティシステムとのバランスが大事。

上野  きちんとトレースしていれば、ことさら強調しなくても、"トレースされている、チェックされている" ということが社内の者にも自然に伝わっていくようなんですね。きちんとトレースされているけれど、こちら側からは何も言ってこないので、かえってこちらの "思い" が伝わっていると思います。

それは、こちら側が "悪意" でやっているのではなく、会社の情報というのは守らなければならない、会社からの情報漏洩は防がなければならないという思いでやっているということです。それに対する理解が得られていると思いますね。このようなやり方のほうが、高圧的な姿勢で対処するよりも、今のところうまくいっています。

酒井  あまり高圧的な態度で対処しますと、会社規定で何か言われるということはないと思いますが、社員のプライバシーとか、人権とのからみで、逆に社員による批判的な書き込みを誘発するかも知れませんからね。

上野  システム管理室の仕事は、社員全員の仕事を良くするためにやっているのであって、お上の監視役をやっているという姿勢だと絶対うまくいかないと思います。社員全員のためにやっているのだ、その上で会社のデータを守っているんだと、そういう姿勢を大事にしたいなと思いますね。

――  社員との信頼関係と情報セキュリティシステムのしくみとのバランスが大事だということですね。

上野  そうですね、信頼関係が大事です。なんでもかんでもシャットアウト、ということはしないです。トレースはきっちりとやりますけどね。

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